【剣盾シングルシーズン27】ランドバドザシ展開【最終4位 2118】
剣盾シングルシーズン27で使用して、以下の結果を残すことができた。
TN:Big banana 最終2118 4位
Big bananaは英語で主役(有力者)を意味する。
また、しざよさんが同様の構築を使用して最終33位の結果を残している。
ザシアン 195-242-136-*-136-174
黒バドレックス 185-*-120-236-121-175
霊ランドロス 165-185-122-*-101-157
エースバーン 155-184-95-*-96-171
オーロンゲ 202-140-128-*-96-80
カプ・レヒレ 177-*-176-115-150-113
構築のレンタルを作ってくれたしざよさんが動画でレンタルIDを公開しているため、使用する場合は下記URLを参照頂きたい。
コンセプト
構築経緯
攻めに寄せた構築を使いたかったので、両者共に受けが困難かつ苦手なポケモンを補完し合える「ザシアン+黒バドレックス」に着目した。
この組み合わせはメタモンが厳しいものの、Sの低いザシアンと「こだわりスカーフ」持ち黒バドレックスと合わせることで最悪でも5割で勝負を拾えるようにした。
黒バドレックスは対面処理されやすいポケモンであることから、相手の「きあいのたすき」を削っておきたいので「ステルスロック」持ちが必要だと考えた。
「ステルスロック」役には初手カイオーガ対面でS判定できることが優秀だと感じたので霊ランドロスを採用した。
試行の中で「霊ランドロス+ザシアン+黒バドレックス」が非常に広範囲の相手に選出できる汎用的な並びだと気づき、この3枚を基本選出として裏で厳しい相手を倒せるように補完した。
個別解説
ザシアン@くちたけん
195-242-136-*-136-174
きょじゅうざん インファイト ワイルドボルト でんこうせっか
本ルールで採用しない理由を考える方が難しいポケモン。
Aに大きく割くことで「ステルスロック」と合わせて多くの相手を縛りに行けた。
「インファイト」はポリゴン2や悪タイプ、取り巻きのネクロズマへの打点になるため、黒バドレックス入りにおいては必須レベルであると感じた。
サンダーは「ステルスロック」込みで「じゃれつく」なしでも十分戦えるので、ホウオウやカイオーガへの打点となり、テッカグヤやドヒドイデ、ナマコブシ等で止まらなくなる「ワイルドボルト」を採用した。
ザシアンをコピーしてくるメタモンは「ステルスロック+でんこうせっか+アストラルビット」で確定で倒せるため、ザシアンをコピーされても対戦が終わらない。
ただし、ザシアンを倒された後メタモンに引かれると、結局黒バドレックスとメタモンの同速勝負になってしまうので相手の判断ミスをお祈りしていた。
バドレックス@こだわりスカーフ
185-*-120-236-121-175
アストラルビット みらいよち ドレインキッス トリック
ザシアンとの攻めの補完が優秀なポケモン。
こちらもCに大きく割くことで「ステルスロック」と合わせて多くの相手を縛りに行けた。
一度相手を倒せれば全抜きできる可能性が高くなるため、霊ランドロスを上手く使って相手を圏内に押し込んでいた。
通常時に「アストラルビット」以外を選択するのは弱いと考えているため、ザシアンと合わせて受け回しを崩せる可能性があり、ダイマックス時の威力が140の「みらいよち」を採用した。
その他は「ダイフェアリー」と「ダイウォール」の媒体として「ドレインキッス」と「トリック」を採用した。
裏に「ふいうち」持ちを入れたりしているが、結局メタモン入りは黒バドレックスとの同速勝負で決まる状況が何回も発生してしまった。
構築の欠陥で同速勝負の勝率は上にも下にも振れず50%だったが、メタモン入り以外に高い勝率を出せたことでカバーできた。
C
- D136ザシアンへの「ステルスロック+↑1アストラルビット」が189~
霊ランドロス@きあいのたすき
165-185-122-*-101-157
じならし がんせきふうじ じばく ステルスロック
「ステルスロック」を覚えながらカイオーガのS判定できることを評価しての採用だったが、「じならし」と「じばく」によって黒バドレックスの最高の相棒になった。
「じならし」によりザシアンのSを下げて黒バドレックスの「アストラルビット」圏内に押し込みつつ「ステルスロック」を撒くことができる。
「じばく」は「ダイジェット」の起点回避やHBサンダーを黒バドレックスの圏内に押し込みながら自主退場できることが優秀、ただし読まれて「はねやすめ」を押されることがあるので再戦時の技選択は慎重に行った。
霊ランドロスのおかげで「ザシアン+カイオーガ」に対しての勝率を9割以上に保つことができた。
B
- A244ザシアンの「きょじゅうざん+でんこうせっか」を8割で耐える
エースバーン@いのちのたま (キョダイマックス個体)
リベロ
155-184-95-*-96-171
フレアドライブ ふいうち とびはねる ギガインパクト
基本選出では最終日付近に多くいた「ザシアン+イベルタル+メタモン+受け回し」の並びに不利を取るため、それらに対抗できるポケモンとして採用した。
また、黒バドレックスの苦手なミミッキュに有利を取れる点も偉かった。
「フレアドライブ」はダイマックス後に自主退場したい場面が少なからずあったことや、ダイマックス後の命中安定技が欲しい場面が多かったため採用したが、サンダーやナットレイに触りたくない場面もあり一長一短だった。
メタモンに黒バドレックスが同速負けした後にダイマックスされても「ふいうち」で縛れているため、余裕があれば黒バドレックスのストッパーとして選出していた。
オーロンゲ@たべのこし (キョダイマックス個体)
いたずらごころ
202-140-128-*-96-80
DDラリアット ふいうち ビルドアップ みがわり
自慢のジガルデ対策枠。
「DDラリアット」でジガルデとの積みあいに強く、黒バドレックスをコピーしてくるメタモンに同速負けしてもケアできる可能性を残せる点を評価した。
「いたずらごころ+みがわり」により、ジガルデ構築に採用されやすい「こだわりスカーフ+トリック」を咎められる点も偉い。
専用対策枠だがジガルデ入りにある程度の勝率を確保できたのでこれで良かったと思う。
カプ・レヒレ@オボンのみ
177-*-176-115-150-113
ムーンフォース しぜんのいかり うずしお ちょうはつ
「イベルタル+メタモン」入りにザシアンを出させるための選出誘導枠。
「ムゲンダイナ+イベルタル」の並びに対して選出を検討する。
ただ、耐久ムゲンダイナに粘られて対面負けたので「ムーンフォース」は「こごえるかぜ」に変えた方が良い。
出せる相手は少ないものの、出されたくないドラパルトやマンムー、受け回しポケモンへの選出誘導ができていたと信じたい。
ほぼ出さないのでメタモン入りにザシアンを出したいとき、黒バドレックス選出を強制されない「アッキのみ」持ちサンダーを採用した方が良かったかもしれない。
構築要点
強力な基本選出
基本選出の並びがとにかく強力で、一部の構築を除いて殆ど基本選出で対応できた。
メタモン入りに対しても最悪5割で勝てると割り切ったことで構築に余裕が生まれたと感じている。
初手霊ランドロスによる「ザシアン+カイオーガ」への展開作り
環境で最もメジャーな並びだった「ザシアン+カイオーガ」に対して、霊ランドロスが初手対面どのような動きに対しても起点作りできたことで勝率を安定させられた。
カイオーガの「あめふらし」が後攻発動の場合
初手「ステルスロック」を選択していた。
カイオーガに「ダイアイス」されても「とつげきチョッキ」であればザシアンが次の「ダイストリーム」を耐え、「いのちのたま」であれば「ワイルドボルト+アストラルビット」で黒バドレックスの起点にできた。
カイオーガの「あめふらし」が先行発動の場合
「じならし」+「ステルスロック」で後ろのザシアン、黒バドレックスどちらでも縛る展開を作れた。
ザシアンの場合
「じならし」+「ステルスロック」で黒バドレックスの「アストラルビット」圏内に入れながらステルスロックを撒けるため、非常に有利な展開を作れた。
持ち物誤認による想定プラン崩し
多くの「ザシアン+黒バドレックス」は一般ポケモンにダイマックスを切った後ザシアンと「きあいのたすき」持ち黒バドレックスで残処理する展開が多いが、この構築では黒バドレックスに殆どダイマックスを切る。
初手の霊ランドロスが「いのちのたま」持ちのダイマアタッカーを想定されやすいため、多くの初手ダイマックスを誘発して後発黒バドレックスのダイマックスを通すことができた。
元々十分に強い展開だが、別の展開を誤認させやすいことでイージーウィンを量産できたように思う。
所感
「ザシアン+カイオーガ」に対しての立ち回りが固まってから上位に残れることを確信していたので、とても落ち着いた気持ちで最終日を迎えられた。
最終日2日前までは「ザシアン+カイオーガ」で環境調査をしており、構築を隠して潜る時間の方が辛かったが、それで取り巻きの構成を固めることができたので意味はあったと思う。
8時以降に潜れる体調・メンタルが備わっていなかったので1桁で甘んじてしまったが、次シーズンもやる気があれば今度は1位を狙いたい。
TNの由来はアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」大場ななより。神アニメなのでオタクの皆さんには是非ともお勧めしたい。
Special Thanks
- 構築のレンタル作成、試行錯誤に付き合ってくれたしざよさん
- 最終日応援してくれた窓のみんな
【剣盾シングルシーズン15】カバザシサンダー【最終10位 2147】
剣盾シングルシーズン15で使用して、以下の結果を残すことができた。
メインロム TNくろもちぃ 最終2147 10位
サブロム TNそらぎんこ 最終2108 28位
ザシアン 199-220-138-*-154-170
サンダー 165-*-105-177-111-167
カバルドン 212-132-181-*-101-57
エースバーン 155-181-100-*-101-171
悪ウーラオス 175-200-121-*-80-149
ラプラス 209-106-100-150-127-87
構築のレンタルを作ってくれたしざよさんが動画でレンタルIDを公開しているため、使用したい場合は下記URLを参照頂きたい。
コンセプト
殆どの構築にザシアンを出して勝利する。
構築経緯
ザシアン + サンダーの攻めの補完に惹かれたため、2枚から構築をスタートした。
ザシアンはミラー以外への対面性能を上げることが強いと考え、竜王戦でえぼにーさんが使用していたHDベースのフルアタッカー型で採用した。
サンダーはダイマックスを強く切れる型の必要があるため、受けることが困難な「いのちのたま」を持たせた型で採用した。
上記2匹だと相手のHBサンダーが重いため、ザシアンとの補完で誤魔化すことができて、「ステルスロック」の削りと合わせることでザシアン、サンダーどちらかの一貫を狙いに行けるカバルドンを入れて3匹を基本選出とした。
ザシアンミラーへの選出択を増やしたかったのと、ここまでで展開を止めることが難しいメタモン、ガマゲロゲへのストッパーが欲しかったため、「こだわりスカーフ」を持たせたエースバーンを採用した。
ここまでで黒バドレックスが重いことに加えて、壁 + カバルドンに強い伝説のような並びが重いため、それらに強く出れそうな悪ウーラオスを採用した。
最後にザシアン + サンダーでは崩すことが難しいラッキー + ヌオー + 伝説のような並びにイージーウィンを取りに行きたかったため、「りゅうのまい」を持たせた両刀ラプラスを採用した。
個別解説
ザシアン@くちたけん
199-220-138-*-154-170
きょじゅうざん じゃれつく ワイルドボルト でんこうせっか
禁伝枠で一番クセのない使い方ができると思ったため採用した。
耐久に大きく割くことで殆どの攻撃を1回耐えることができるため、想定通り撃ち合える回数を増やすことができた。
「でんこうせっか」は「きょじゅうざん」耐えまでを想定した相手のプランを崩すことができたり、「こらえる」+「イバンのみ」による行動を咎めることができる。
後述のエースバーンとの連携でメタモンを処理するためにSを準速エースバーンより落としている。
ヌオー + メタモンのような相手を除き、殆どの構築に選出した。
技構成は外す理由がない「きょじゅうざん」
対面性能を引き上げる「でんこうせっか」
ヌオー、サンダー、ゼクロムへの打点となり、ディアルガを等倍で削れる「じゃれつく」
カイオーガ、ホウオウ、テッカグヤ辺りに撃てる「ワイルドボルト」
A
- 11n
- A222ザシアンと比較したとき、202-150ヌオーや197-150サンダーに対して「じゃれつく」のダメージが変わらない
- 202-150ヌオーを「きょじゅうざん」+「じゃれつく」× 2で高乱数1発
- 197-150サンダーを「じゃれつく」× 2で高乱数1発 (「せいでんき」と外し考慮で55%程度)
- メタモンコピー後の155-138ザシアンを「きょじゅうざん」+「でんこうせっか」で高乱数で突破
B
- A217白バドレックスの「ダイアース」を最高乱数切り1耐え
- A220ザシアンの↑2「きょじゅうざん」を9/16で1耐え (どうしても対面しなければならないときの言い訳)
D
- 雨下C202カイオーガの「しおふき」を確定1耐え
- C217黒バドレックスの↑1「ダイホロウ」を確定1耐え
- 「いのちのたま」持ちC217黒バドレックスの「ダイホロウ」が144~172
S
- 最速ガブリアス抜き
- 準速エースバーン抜かれ
サンダー@いのちのたま
せいでんき
ぼうふう ボルトチェンジ ねっぷう はねやすめ
165-*-105-177-111-167
一般枠の中でダイマックスした時のパワーが非常に高いことを評価して採用した。
ザシアンとの補完の良さや、後述の「ステルスロック」と併せてサンダーを受けているポケモンを「ダイジェット」圏内に入れられるように「ボルトチェンジ」を採用している。
「ボルトチェンジ」ではダイマックス時のダメージがネックなものの、基本的には「ダイジェット」を撃つことや、ダイマックス時に「ステルスロック」の削りを入れている場合が多いため、火力不足が気になる場面は少なかった。
カバルドン入りには素の「ぼうふう」を撃たなければいけない場面が多いため、その不安定さを除けば最高のポケモンだった。
技構成はダイジェットの媒体となる「ぼうふう」
ザシアンとの補完が良く「ダイサンダー」の媒体となる「ボルトチェンジ」
ナットレイやドリュウズへの打点となり、「ダイバーン」でエースバーンの火力を底上げを狙える「ねっぷう」
カバルドンやザシアンと最低限のサイクルを回すことが多いため「はねやすめ」
C
- 197-150-111サンダーを「ボルトチェンジ」+ ザシアンの「じゃれつく」で高乱数1発
カバルドン@オボンのみ
すなおこし
212-132-181-*-101-57
じしん ステルスロック あくび ふきとばし
上記2枠では相手のサンダーに展開を止められる可能性が高いため、起点にできるポケモンとして採用した。
「アッキのみ」を発動させたサンダーを流したり、「ステルスロック」を入れることでこちらのサンダーのダイマックスを受けられないようにする。
サンダー対策以外にも「ステルスロック」による削りや対面操作、数値を活かしたクッションとして投げられるのが優秀で、多くの構築にザシアン、サンダーと併せて選出した。
ヌケニン入りにザシアン、ラプラスを通す時やカイオーガ入りと戦うときに「すなおこし」が役に立った。
また、重めな日食ネクロズマやドリュウズにも強めなのが偉かった。
「ラムのみ」持ちランドロスや日食ネクロズマがとても鬱陶しく、「ふきとばし」を撃つかどうかでどの対戦も悩んでいた。
技構成は様々なポケモンを削りに行ける「じしん」
削りによってザシアンやサンダーの一貫を作るための「ステルスロック」
「ステルスロック」と併せた削りや、対面操作するための「あくび」
起点回避や展開構築を潰すための「ふきとばし」
H-B
- A222ザシアンの↑1 「きょじゅうざん」を乱数下2つ切って2耐え (乱数下2つを引くと「オボンのみ」が発動しない)
- A222ザシアンの↑3 「きょじゅうざん」を1耐え
H-D
- 「いのちのたま」持ちC177ダイマックスサンダーの「ダイジェット」を最高乱数切り1耐え
- C146サンダーの「ぼうふう」を確定2耐え
S
- 最鈍ラグラージ抜かれ
- 4振りヌオー抜き
エースバーン@こだわりスカーフ (キョダイマックス個体)
リベロ
155-184-100-*-101-171
かえんボール(フレアドライブ) とびひざげり とんぼがえり コートチェンジ
※最終日深夜のみ「かえんボール」で使用
ザシアンミラーへの選出幅を持たせたいのと、ザシアンをコピーしてくるメタモンやガマゲロゲに対するストッパーとなる点を評価して採用した。
最終日付近で増えていたガラルヒヒダルマを上から叩ける点も偉かった。
また、サンダーで重めなディアルガ、ドサイドンに対しても打点があるため、第2のダイマックスエースとして活躍させることができた。
最終日まで命中の安定感を重視して「フレアドライブ」を使っていたが、サンダーやギルガルドに対する裏目より反動ダメージのデメリットが思いのほか大きかったため、最後は「かえんボール」で使っていた。
「コートチェンジ」は「ダイウォール」媒体が欲しくて採用。実際に「ダイウォール」→攻撃技→「ダイウォール」でダイマックス切りあいの対面を制したり、ドサイドンの「イバンのみ」を透かすことができた。
1戦だけラプラスからオーロラベールを剥がすことで展開勝ちできた対戦があった。
技構成はザシアンを筆頭に鋼タイプを処理するための「かえんボール」
対ガマゲロゲやディアルガ、ドサイドンへの打点となり、「ダイナックル」の媒体となる「とびひざげり」
対面操作できて、ラプラスやカイオーガのCを「ダイワーム」で落とすことができる「とんぼがえり」
ダイウォール媒体となる「コートチェンジ」
A
B
- A220ザシアンの↑2「きょじゅうざん」を確定1耐え
S
悪ウーラオス@きあいのたすき
175-200-121-*-80-149
あんこくきょうだ ふいうち カウンター ちょうはつ
黒バドレックスと壁展開が重いため、ある程度強い枠として採用した。
サンダー + ザシアンの対面選出時の最後の一コマになることが多かった。
「ちょうはつ」はヌオー、サンダーの回復防止やカバルドンの展開回避、ゼルネアスの展開回避に使えてとても便利だった。
「カウンター」はメタモン入りへの選出択を増やしたくて採用したが、エースバーンで事足りていたので正直何でも良かったと思う。
技構成は採用理由から「あんこくきょうだ」
黒バドレックスを処理したい「ふいうち」
起点回避や崩しに使える「ちょうはつ」
メタモンや物理のダイマックスへのストッパーになる「カウンター」
ラプラス@たべのこし (キョダイマックス個体)
うるおいボディ
209-106-100-150-127-87
フリーズドライ アクアブレイク りゅうのまい みがわり
かみんちゅ君が原案を思いつき、対応範囲がこの構築の穴をきれいに埋めていると感じて採用した。
ラッキー + ヌオーのどちらかを起点にして、もう1枠に採用されることの多い伝説枠のホウオウ、ムゲンダイナ、イベルタル、ジガルデ等まで貫通することができる。
ラッキー枠がバンギラスでも「ステルスロック」の削りとカバルドンとのサイクルを回して立ち回れば対応できた。
特性を「うるおいボディ」にすることで、ヌオーやラッキーに万が一状態異常をもらってもリカバリが効いたり、ムゲンダイナの「どくびし」にも対応することができる。
メタモンにコピーされるパターンでも場に「みがわり」が残った状態からスタートすることが多く、ダイマックス時にこちらだけが「キョダイセンリツ」を撃てるため、メタモンにも有利に戦えた。
また、ラプラス + ザシアンの並びを警戒せざるを得ないため、パーティにいるだけでカイオーガやガマゲロゲに水技を撃たせ辛くする利点があった。
技構成はヌオー、ドヒドイデ、ムゲンダイナへの打点となる「フリーズドライ」
ラッキー、バンギラスへの打点となりダイマックスで「うるおいボディ」を発動させられる「アクアブレイク」
ラッキー、ヌオーを起点にする「りゅうのまい」、「みがわり」
H
- 16n+1
A
C
- ムゲンダイナやドヒドイデへのダメージを考えて全振り
H-D
- C166ムゲンダイナの「かえんほうしゃ」を「みがわり」が最高乱数切り1耐え
S
- ある程度までSに振ったラッキーを抜ける想定
- ↑2で最速イベルタル、↑3で最速ムゲンダイナを抜ける
選出
7割以上はザシアン サンダー カバルドン
対ザシアン
カバルドン + ザシアン + サンダーorエースバーン
基本的にはカバルドンからサンダーを展開してダイマックスを切って勝利を目指す。
メタモン、ガマゲロゲ、ドサイドン等が見えた場合はエースバーンを選出する。
対ムゲンダイナ(対面寄り)
カバルドン + ザシアン + サンダー
カバルドンとザシアンでサイクルを回してダイマックスサンダーを通す。
対面軸は不利寄り。
「コスモパワー」持ちムゲンダイナやガマゲロゲがいると勝てない。
対カイオーガ
ザシアン + カバルドン + サンダー
ザシアンを初手サンダーから入ってカイオーガを出す展開が多かったため、サンダーに対してカバルドンを出して展開を作っていた。
初手カイオーガから入ってきた場合はワイルドボルトを撃ち、交代してこなかった場合は下記のパターンに入って有利が取れると判断していた。
- 電気技を撃たれる:そのまま大きなアドバンテージを取って逃げ切り
- 上から「しおふき」を撃たれる:相打ちを取って2枚目のカバルドンを止めることが難しくなる
- ダイマックスから「ダイストリーム」を撃たれる:こちらもサンダーをダイマックスして「ダイサンダー」で倒す
対イベルタル
ザシアン + カバルドン + サンダー
サイクルを回してザシアンかサンダーの一貫を狙う。
対ゼルネアス
サンダー + ザシアン + カバルドンor悪ウーラオス
初手ゼルネアスは「ボルトチェンジ」からザシアンへ繋ぐ。
それ以外のポケモンでサンダーを止める手段がなさそうであれば初手からダイマックスを切る。
ラグラージやカバルドンが見えたら悪ウーラオスを優先する。
対日食ネクロズマ
サンダー + ザシアン + カバルドン
ザシアンが日食ネクロズマの起点になるため、ザシアンを一般枠に対して雑に消費してカバルドンとサンダーを大事にする。
ダイマックスを先に切らせるゲームになりがち。
苦手意識強め。
対白バドレックス
ザシアン + カバルドン + サンダー
択を合わせられると即詰みに入るため、実は有利がつかない。
白バドレックスが択を取れないように立ち回る必要がある。
悪ウーラオス + ザシアン + α
対黒バドレックス
ザシアン + 悪ウーラオス + α
展開次第で即詰みなので不利がつく。
初手ダイマックスを駆使したり、ザシアンで黒バドレックスの攻撃を耐えて処理して逃げ切りを狙う。
対ホウオウ
カバルドン + サンダー + ザシアン
ホウオウに「ワイルドボルト」を合わせて頑張る。
対ジガルデ
ザシアン + カバルドン + サンダー
カバルドンやサンダーのダイマックスでジガルデの要塞化を防ぎながら、ザシアンとジガルデの対面を作ってじゃれつくを当てる。
対ディアルガ
ザシアン + エースバーン + α
不利寄り
ディアルガに弱くないエースバーンを出して頑張る。
霊獣ランドロスと組まれていると厳しい。
ヌオー + ラッキー + 伝説
ザシアンorサンダー + カバルドン + ラプラス
受け回し軸はヌオー、ラッキーをラプラスで起点にして崩す。
メタモンまで入っていたらザシアンではなくサンダーを選出する。
所感
S14も実はこっそり潜っていたが、強い構築だったにもかかわらず結果を残せなくて悔しい思いをしたため、リベンジを誓って潜っていた。
構築もそれなりにきれいに組めて結果にも残せたので満足している。
竜王戦環境はそれぞれの伝説に強みがあって、その強みを活かす組み方が過去世代を彷彿とさせるので、5世代や6世代を経てきた層にはかなり刺さるルールだと感じた。
Special Thanks
構築相談に乗ってくれてレンタルも作ってくれたしざよさん
ラプラスの原案やサンダーの構成のヒントをくれたかみんちゅ君
最終日応援してくれたぶえっさん、クマさん、わふおさん、けいとさん、ゆずさん
今シーズンマッチングした全ての方々
【剣盾シングルシーズン5】誤魔化し展開カバドリ【最終44位】
ポケモン剣盾シーズン5で使用して、最終44位を獲ることができた。
シーズン終盤まで勝つことができずに上位を諦めかけていたが、最後に強い動きに気づき順位を伸ばすことができた。
サブロムは3桁に持っていくこともできなかったため1ロムで潜っていた。
くろもちぃ 最終44位
カバルドン 215-132-187-*-92-68
ドリュウズ 185-205-95-*-85-126
ドラパルト 193-140-127-120-85-181
カビゴン 263-130-128-*-130-54
トゲキッス 161-*-115-172-135-145
ロトム水 157-*-128-165-128-113
コンセプト
ロトム水と物理受けの補完で相手のダイマックスを枯らして、こちらのダイマックスを通す。
構築経緯
前期使用していた「とつげきチョッキ」持ち+「たべのこし」持ちドラパルトを選出したときに動かしやすかったため、より補完が取れていると感じている「とつげきチョッキ」持ちロトム水とドラパルトを合わせるところから組み始めた。
2枚の受け回しからエースアタッカーを出したかったことや、水ロトムが撃ちあいたい相手を呼び込みたかったことを理由に、前期結果を残したヴァーパッドさんの構築を参考にカバルドンとドリュウズを使ったところ、感触が良かったためそのまま採用した。
ここまででドラゴン技の一貫が切れておらず、サザンドラやドラパルトへの立ち回りが窮屈だと感じたこと、カビゴン以外の「あくび」持ちが辛かったため切り返し要員として「ラムのみ」持ちトゲキッスを採用した。
最後にギャラドス入りにはドラパルトにダイマックスを切って戦うことや、ヒヒダルマの一貫を上手く切りたいことを考えて、ダイマックスを切らなくても強くドラパルトと合わせることでヒヒダルマの行動を制限できる「あついしぼう」カビゴンを採用した。
個別解説
ロトム水@とつげきチョッキ
157-*-128-165-128-113
ハイドロポンプ 10まんボルト ボルトチェンジ あくのはどう
構築の組み始め。 HBドラパルトやカバルドンとの補完が優秀で、ヒヒダルマ、ホルードといった受け辛い高火力物理に対して低リスクなサイクルを展開することができる。
また、流行りの「たべのこし」持ちカビゴンもロトム水への打点がないことが多いため、物理受けとロトム水でサイクルするだけで「あくび」連打を低リスクに凌ぐことができる。
カバルドンが呼び込むラプラス、アシレーヌ、水ロトム、インテレオン、特殊ドラパルト等と撃ちあえるため先発に出しやすい。
「ほうでん」を採用している場合が多いものの、「とつげきチョッキ」持ちのラプラスやアシレーヌを2発でまとめられる可能性が出てくるため、「10まんボルト」で採用している。
準速ラプラスやギルガルドを抜けるSラインにしたものの、同じ調整を施しているロトム水が多かったため、Sラインをもう少し伸ばすべきだったかもしれない。
ドラパルト@たべのこし
193-140-127-120-86-181
すりぬけ
ドラゴンアロー たたりめ おにび みがわり
前期から引き続き採用した。
物理受けその1。
ギャラドス、ヒヒダルマ、カジリガメ、ウオノラゴン、ガマゲロゲ、ロトム草、リザードン辺りがいた場合は出していた。
「たべのこし」持ちカビゴンを起点に崩しを遂行できる性能が魅力だと思う。
ギャラドスはドラパルトにダイマックスを切ることで、A上昇後の死に出しでもだいたい勝つことができた。
カバルドン@オボンのみ
215-132-187-*-92-68
じしん ステルスロック あくび ふきとばし
ロトム水が撃ちあいたい相手を初手に引き出したいため採用した。
原案通りHB特化な物理受けその2。
特化することで「ノーマルジュエル」持ちダイマックスホルードの「ギガインパクト」を中乱数で2耐えたり、物理攻撃を何回も耐えるようになったため、相手の計算を狂わせていたと思う。
ドリュウズ@じゃくてんほけん
185-205-95-*-85-126
すなかき
じしん アイアンヘッド ロックブラスト つるぎのまい
エースその1。 ロトム水+カバルドン選出の障壁がない且つ、アーマーガアやサニーゴといったドリュウズを出したくないポケモンがいないときに選出した。
カバルドンが出せなくてもピン選出することもあるが、S補正のないドリュウズをサポートなしで使うのが難しいので頻度は低かった。
準速ホルードを抜いたり、最速アーマーガアの上を取れたりと明らかに有用な場面が多いため、Sラインは131まで上げるべきだったと思う。
トゲキッス@ラムのみ
161-*-115-172-135-145
てんのめぐみ
エアスラッシュ マジカルシャイン だいもんじ わるだくみ
エースその2。
サザンドラ、アーマーガア、サニーゴ等が見えたとき、カビゴン以外の「あくび」持ちがいるときや通りがいいときに選出した。
ダイマックスを先に切らせてしまえばトゲキッスが止まることは少ないためコンセプトにも合っていたと思う。
Cに補正のないトゲキッスの「かえんほうしゃ」は指数が足りないと思っているため、「だいもんじ」を採用している。
カビゴン@カゴのみ
263-130-128-*-130-54
あついしぼう
のしかかり ヒートスタンプ のろい ねむる
キョダイマックス個体
エースその3。
ドラパルトにダイマックスを切る場合、トゲキッスとドリュウズがダイマックスを切らないと弱く、カバルドンが適当に出して強い枠ではないのでダイマックスなしで強い必要があり、対ヒヒダルマ入りへの詰め筋にもなるポケモンとして採用した。
ヒヒダルマへの耐性をつけるために特性を「あついしぼう」にして、単体でも強い型にしたかったので「のろい」を持たせ、「くいしんぼう」ではないため「ねむる」+「カゴのみ」にしている。
ヒヒダルマ入りでナットレイと組み合わされると突破が難しくなるため「ヒートスタンプ」を採用している。
配分は「DDラリアット」を採用していた時代の名残で、今回はミラーを意識する必要性が薄いためSは振らなくてもいいと思う。
選出
ロトム水 + カバルドン + ドリュウズ
主に採用率上位で固められた構築に出していた。
ロトム水 + カバルドン + トゲキッス
主にピクシー入りやアーマーガア入りに出すことが多かった。
ロトム水 + ドラパルト + トゲキッスorドリュウズ
ロトム水 + カバルドンが出し辛いがトゲキッスやドリュウズが通る場合に出していた。
ロトム水 + ドラパルト + カビゴン
ギャラドス、カジリガメといったドラパルトにダイマックスを切る場合、対ヒヒダルマ入りに選出することが多かった。
ドラパルト + カビゴン + トゲキッス
ロトム水の刺さりが悪く、ヒヒダルマやギャラドスといったポケモンが入っている場合に出すことが多かった。
総評
最終日まで上手く勝つことができず諦めかけていたが、ロトム水と物理受けの補完に気付いてここまで順位を上げることができた。
「のろい」カビゴンが相変わらず辛いが「たべのこし」持ちカビゴンには強く立ち回れて且つ、こちらの数が多かったためどうにかなっていた。
切断バグは最終日こそ喰らわなかったものの、前日までに4回は被害に遭っていた。
この状況を改善できないようであれば、個人大会への参加をメインにするスタイルに移行するしかないように思う。
参考
ヴァーパッドさんのシーズン4使用構築
最終日のアーカイブ
【剣盾シングルシーズン4】運だけグッドスタッフ【最終10位】
ポケモン剣盾シーズン4で使用して、最終10位を獲ることができた。
今期は初めてサブロムを作り、2ROMで潜っていた。
サブロムがあると爆死したときのリカバリが効くことで心の余裕が生まれるのがとても良いと感じた。
kasmi utako 最終10位
くろもちぃ 最終63位
ドラパルト 193-140-127-120-86-181
ミミッキュ 131-142-100-*-125-162
カビゴン 235-176-114-*-130-56
トゲキッス 161-*-115-172-135-145
ドリュウズ 185-187-81-*-85-154
ラプラス 211-94-132-143-116-82
コンセプト
パーティ面子、アイテム、配分を見ただけで何をしたいかはっきり分かる構築
構築経緯
ふゆのさんのyoutubeアーカイブを見て、5世代の対面構築を彷彿とさせるスマートな並びに惹かれたため、構築を真似たところからスタートした。
原案の段階で高い完成度で構築がまとまっていたため、ランクマッチに潜って環境の移ろいを見ながら少しずつ微調整を加え、最終日までにカビゴン以外の5体は型が固まった。
カビゴンはシーズン序盤に「のろい」+「ねむる」+「DDラリアット」の型で使うことでミラー構築に有利を取っていたが、終盤は同じ型のカビゴンが増加してしまい、同速勝負になる局面が頻発した。
また、トゲキッスの型を変えたことで「あくび」を抜ける方法がなくなったり、終盤増加していたナットレイ+ロトム+フェアリーのタイプ受けの並びがとても重たかった。
上記の課題と従来任せていたミラー構築への回答を捜していたところ、おかゆさんが前期に使用していた「ラムのみ」持ちカビゴンが全ての要素を満たしていたため、最終日に採用したところ見事にハマってくれた。
個別解説
ドラパルト@たべのこし
193-140-127-120-85-181
すりぬけ
ドラゴンアロー たたりめ おにび みがわり
アーマーガアやナットレイ絡みのサイクル、タイプ・ヌル入り、カビゴン入りへのクッションとして選出していた。
両刀にすることで「とつげきチョッキ」持ちへの遂行が速い。
トゲキッスの苦手とするロトム、ストリンダー、ドリュウズがドラパルトと撃ちあってくれる局面が多いため、トゲキッスの一貫を狙いやすい。
対カビゴンは「のろい」+「リサイクル」だと逆に起点になってしまうため、処理ルートは別で用意しておく必要がある。
特殊技を受ける盤面が少なかったため、「たたりめ」、「ドラゴンアロー」の火力を落とさないために性格は「むじゃき」にした。
ミミッキュ@いのちのたま
131-142-100-*-125-162
ばけのかわ
じゃれつく ゴーストダイブ かげうち つるぎのまい
攻めの強い構築に対してのストッパーとして選出していた。
主にラプラスに対して切られたダイマックスポケモンへのストッパーとして機能することが多い。
「ラムのみ」持ちカビゴンとの組み合わせだと「みがわり」を持っていることが多いが、従来の初手カビゴンで先行ダイマックスから逃げ切る運用を考えていないため、型の汎用性を重視した。
カビゴン@ラムのみ
235-176-114-*-130-56
あついしぼう
じばく ばかぢから アイアンヘッド DDラリアット
ミラー構築、タイプ受けサイクル、あくび展開が見えた場合に選出した。
本家の構築は初手にダイマックスを切ってアドバンテージを稼ぎつつ逃げ切る展開だったが、型が認知されていることで初手に置いた場合は警戒されると思ったため、裏から出すようにしていた。
「ダイナックル」を連打することでナットレイやカビゴンを崩しにいける点が強力だった。
ラプラスと共通してナットレイを呼ぶため、どちらかでナットレイを倒すことでタイプ受けサイクルに対して一貫を取ることができた。
トゲキッス@こだわりスカーフ
161-*-115-172-135-145
てんのめぐみ
エアスラッシュ マジカルシャイン だいもんじ トリック
カビゴン、アーマーガア、ピクシーといった詰ませてくるポケモンの機能停止やコンボ構築の展開を阻害するために「こだわりスカーフ」+「トリック」で採用した。
終盤は受け回しや詰ませてくるポケモンが多かったために選出率も高くなった。
初手に繰り出して耐久の薄いポケモンと対峙した場合に、6割で一方的に有利な展開に持ち込めるのが凶悪だった。
「かえんほうしゃ」によって火力が足りずに落とした対戦が多かったため、「だいもんじ」を採用した。
ドリュウズ@きあいのたすき
185-187-81-*-85-154
すなかき
じしん アイアンヘッド いわなだれ つるぎのまい
バンギラス、ドリュウズ、パッチラゴン、ギャラドス等が攻めの強いポケモンが多く入った構築へのストッパー、ニンフィア+アーマーガアへの崩しとして選出していた。
対アーマーガア用に「ダイロック」の火力が欲しかったため、「がんせきふうじ」ではなく「いわなだれ」を採用した。
「いわなだれ」はアーマーガア入りへの勝率を少しでも上げるために採用したが、怯みを狙う場面は一度もなかったので「ロックブラスト」の方が有用かもしれない。
構築迷走期は「つのドリル」を採用して、ラプラスとドリュウズで一撃技を連打していた。
ラプラス@とつげきチョッキ
211-94-132-143-116-82
ちょすい
うたかたのアリア フリーズドライ こおりのつぶて ぜったいれいど
ダイマックスを切らなくても多くの対面に勝てる性能の高さが魅力だと感じてBCベースに「とつげきチョッキ」を持たせていた。
Bに厚く振って「こおりのつぶて」を持たせることで、「きあいのたすき」持ちギルガルドに高確率で対面に勝つことができた。
パッチラゴン、ヒヒダルマ、バンギラス、モスノウ、ネギガナイトといった露骨にラプラスの対策をしているポケモンがいなければ積極的に初手に投げていた。
また、ミロカロス、ラプラス、アシレーヌがいた場合はできる限り選出していた。
相手のダイマックスを誘発するポケモンで、初手対面からダイマックスされることが非常に多かったため、裏のミミッキュでダイマックスポケモンを止めて3匹目で勝ち切る展開になりやすかった。
このポケモンの初手ダイマックスは対策されていると考え、初手ダイマックスは選択しないようにしていた。
「ぜったいれいど」は遂行速度の遅いポケモンに対して3~4発程度撃てるため、きつい受け回し相手に対しては当てることを前提にプランを組み立てていた。
最終日に要所で「ぜったいれいど」を2連続で当ててくれたりと上振れたときのパワーが凄まじかった。
(最終日の一撃技上振れアピールを自分自身の手で書く日が来るとは夢にも思っていなかった。)
H-B
選出
ある程度選出がまとまっていたのは上記の構築で、その他の構築には柔軟に選出を決めていた。
トゲキッス + ドラパルト + カビゴン
ラプラス + ミミッキュ + カビゴン
ドラパルト、トゲキッス、ラプラスから2匹 + カビゴン
ナットレイ入りの受け回しに対しての選出
トゲキッス + ドラパルト + ラプラスorドリュウズ
アーマーガア入りに対しての選出
所感
良くも悪くも命中不安定技や一撃必殺技、ひるみを狙いに行く局面がどうしても発生するため、運による振れ幅が大きい構築だった。
終盤はミラー構築、ナットレイ絡みのタイプ受けサイクル、ピクシー、カビゴン、アーマーガア等を並べて詰ませてくる並びが非常に多く、如何にこれらに対して勝率を取れるかが鍵だったと思う。
カビゴンの型を変更する前はナットレイ入りに毎回ボコられていたため、そのまま使っていたらここまでランクを上げることは出来なかった。
カビゴンの処理ルートが安定しておらず、「のろい」持ちに先に展開された場合の対応が辛かった。
また、ウインディ、ガオガエン、エースバーンといった物理の炎タイプが重く、ラプラスで対面処理させてもらえないときは厳しい展開を強いられた。
ヒヒダルマも面倒だがラプラス、カビゴンとドラパルト、トゲキッスを使って択で誤魔化したり、ドリュウズ、ミミッキュの対面処理でどうにかしていた。
切断バグによってまともな最終日にならないと危惧していたが、幸いにも切断バグの被害に遭うことはなかった。
前期は最終2桁すら載せられず悔しい結果で終わってしまったが、今期は挽回することができて安心している。
参考
ふゆのさんのアーカイブ
おかゆさんのシーズン3使用構築
5世代対面構築
【剣盾シングルシーズン2】続・バンギガア展開【最終241位】
剣盾シングルシーズン2で使用し、開始20000位からスタートして最終241位まで上げることができた。
スプラトゥーン甲子園に向けて練習していたが、30日の当落発表で抽選に落ちてしまったため、仕方なく最終日だけ環境調査の一環として潜り続けていた。
構築を考える時間も育成する時間もなかったため、前期の構築をベースにやってみたかったことを構築に取り入れた。
バンギラス 186-172-134-*-121-124
アーマーガア 173-139-126-*-105-130
サザンドラ 167-112-111-177-110-165
ギルガルド 167-61(161)-160(60)-101(211)-160(60)-62
カビゴン 236-162-85-*-130-90
ミミッキュ 131-156-100-*-125-162
前期使用構築とベースは同じもののため、変更点のみ解説する。
yinyangpoke.hatenablog.com
構築概要
バンギラス + アーマーガア + サザンドラの並びの汎用性が高かったため、この並びをベースに取り巻きを決めていった。
「こだわりスカーフ」持ちサザンドラの立ち回りの柔軟さに惹かれたため、サザンドラをより活かすためにミミッキュとの偶発対面で困りづらい「とんぼがえり」を採用し、裏にサザンドラとの相性補完に優れていながら前期のドラパルトとドリュウズが担っていた役割を圧縮できるギルガルドを採用した。
サザンドラ + ギルガルドは積み技を使ってくる相手やミミッキュに押し切られることが懸念されたため、ストッパーとしてミミッキュを採用した。
最後に受け回し系統の突破が非常に難しかったため、メタとして最速の「はらだいこ」持ちカビゴンを採用した。
個別解説
サザンドラ@こだわりスカーフ
167-112-111-177-110-165
りゅうせいぐん あくのはどう だいもんじ とんぼがえり
あまり撃つ機会のない「ラスターカノン」を「とんぼがえり」に変更した。
これによってミミッキュとの偶発対面で「ばけのかわ」を剥がしながらサザンドラを温存する動きができるようになった。
ダイマックスしてくる相手のドラゴンタイプを少し削ることができれば「りゅうせいぐん」で落とすことができるため、ダイマックスを非ダイマックスポケモンで倒すことができることが大きな魅力の一つだと思う。
ギルガルド@たべのこし
167-61(161)-160(60)-101(211)-160(60)-62
シャドーボール かげうち てっていこうせん キングシールド
サザンドラからの引き先になりつつ、前期のドリュウズが見ていたジュラルドン、ドラパルトが見ていた「てっぺき」持ちアーマーガアに強いポケモンとして採用した。
サザンドラと合わせて相手のダイマックスターン枯らしを狙いに行けるのが強いと感じた。
持ち物はサイクルの中での負荷を軽減しながら、「キングシールド」との相性が良い「たべのこし」を持たせた。
技構成は一貫の取りやすい「シャドーボール」
ゴーストタイプを削りに行くための「かげうち」
トゲキッスやニンフィアへの打点として「てっていこうせん」
ダイマックスターン枯らしやヒヒダルマ入りへの立ち回りで重宝しやすい「キングシールド」
ミミッキュ@いのちのたま
131-156-100-*-125-162
じゃれつく シャドークロー かげうち つるぎのまい
対ミミッキュ、ダイマックスに対するストッパーとして採用した。
サザンドラ + ギルガルドと一緒に選出したとき、「あくび」ループを抜ける役割も担っている。
「シャドークロー」は「ゴーストダイブ」に変更した方が採用理由に合っているかもしれない。
カビゴン@オボンのみ
236-162-85-*-130-90
めんえき
からげんき ほのおのパンチ タネばくだん はらだいこ
受け回しを倒すために採用した。
それ以外に出すことはできないものの、5枠で十分戦えていたためにそこまで困ることはなかった。
特性は「どくどく」への耐性をつけるために「めんえき」にした。
持ち物は「はらだいこ」後の体力を回復させるために「オボンのみ」を持たせた。
技構成は採用理由から「はらだいこ」
「ねっとう」による火傷をケアできる「からげんき」
ヌオーを倒すための「タネばくだん」
アーマーガア、ナットレイを倒すための「ほのおのパンチ」
所感
サザンドラ、ギルガルド、ミミッキュはどのポケモンも相手のダイマックスにこちらのダイマックスを切らずに対応できる可能性を持っているため、立ち回りを柔軟にして戦いやすかった。
サザンドラ、ギルガルド、ミミッキュの並びが増えているように感じたため、同速を回避するために対策を考える必要があると感じた。
カバルドン入りの展開が相変わらず多く、バンギラス + アーマーガアで大抵処理することができた。
アーマーガアに対してTODを一度狙われたが、アーマーガアの展開速度の方が勝り成立していなかった。
来期は構築をしっかり練って臨んでいきたいと思う。
【剣盾シングルシーズン1】バンギガア展開【最終12位】
剣盾シングルシーズン1で使用して、最終順位12位を獲ることができた。
バンギラス 186-172-134-*-121-124
ドリュウズ 185-187-81-*-85-154
ドラパルト 195-140-127-*-95-179
ミミッキュ 152-143-116-*-126-123
アーマーガア 173-139-126-*-105-130
サザンドラ 167-*-111-177-110-165
構築概要
アタッカーアーマーガアが「ステルスロック」撒きと「ビルドアップ」を1回以上積める対面を作れば、殆どの構築にイージーウィンすることができる程に性能が高いことに着目して構築を組み始めた。
アーマーガアを扱う上で必要なのは「ステルスロック」と「ビルドアップ」を1回以上積める対面であるため、アーマーガアが積みに行けるポケモンを呼び込みながら起点作りを遂行できるバンギラスを採用した。
バンギラスやダイマックス中のアーマーガアに「てっぺき」持ちのアーマーガアを出されると負けてしまうため、そこから展開を狙っていけるドラパルトを採用した。
この並びはバンギラスを起点にトゲキッス、ギャラドス、インテレオン、ガマゲロゲ等で先にダイマックスされてしまうと不利な展開になるため、切り返し手段として「トリックルーム」持ちのミミッキュを採用した。
また、ロトム、ジュラルドンといったポケモンが採用されているパーティは、単純にアーマーガアが殴り勝てないため、第2のエースとして「かたやぶり」のドリュウズを採用した。
「かたやぶり」のドリュウズをエースとして運用するにはSを上げられないことが弱いと感じたため、ドラパルトに「りゅうのまい」+「バトンタッチ」を持たせて上から殴れる状態を作ることにした。
最後にロトム、ジュラルドンがいる構築にも無理矢理アーマーガアを出すために、相性補完が良く自身がダイマックスする選択肢を持てるサザンドラを採用した。
個別解説
※アーマーガアの画像がないため、エアームドで代用
アーマーガア@ラムのみ
ブレイブバード ビルドアップ ちょうはつ はねやすめ
ミラーアーマー
173-139-126-*-105-130
ガラルシングルシーズン1の王。
エアームドとファイアローとメガボーマンダのいいところを全て引き継いで、ついでに能力が下がらなくなったポケモン。
そんなに数値が高く見えないが、「ビルドアップ」とダイマックスを前提として考えるとメガボーマンダ並の数値になる。
「ステルスロック」撒きと「ビルドアップ」を1回以上積んでようやく本領を発揮できるポケモンのため、基本的にはバンギラスとセットで選出する。
アーマーガアについて語ると単体考察を書けてしまうので詳細は省くが、端的に書くとアタッカーアーマーガアの強さはダイマックス同士の撃ちあいの強さ、ダイマックス後に残る詰ませ性能の高さの2点にあると思う。
持ち物は裏から止めに来るドラパルトの「おにび」対策、水耐久ポケモンの「ねっとう」ケア、カバルドンやブラッキーの「あくび」に対して択を考えずに「ビルドアップ」を選択するために「ラムのみ」を持たせた。
ダイマックス中の火力と素の状態で撃ったときの火力を考えて「ブレイブバード」
物理相手への詰ませや必要な火力をクリアするために「ビルドアップ」
アーマーガアミラーや殆どの耐久ポケモンを詰ませることができる「ちょうはつ」
「ちょうはつ」と合わせて耐久ポケモンを詰ませるための「はねやすめ」
A
- 「ステルスロック」+ ↑1「ダイジェット」で無振りダイマックスサザンドラを高乱数2発
- 「ステルスロック」+ ↑1「ダイジェット」で191-116ダイマックストゲキッスを高乱数2発
- 「ステルスロック」+ ↑1「ダイジェット」で無振りダイマックスギャラドスを確定2発
S
- 最速 アーマーガアミラーは上から「ちょうはつ」を当てた方が勝つため
バンギラス@きあいのたすき
186-172-134-*-121-124
がんせきふうじ ばかぢから ステルスロック ちょうはつ
アーマーガアの起点を作るために採用した。
「ステルスロック」を撒くことでアーマーガアの抜き体制を整える。
「じゃくてんほけん」を意識してくる相手はバンギラスに数ターンの行動を許すため、相手が勝手に自滅することがよくあった。
持ち物はヒヒダルマやアイアント、初手ダイマックスに対して1回の行動を保障するために「きあいのたすき」を持たせた。
技構成は採用理由から「ステルスロック」
カバルドン、カビゴン、よく分からない相手の起点になることを防ぐ「ちょうはつ」
バンギラス、ドリュウズ、ホルード、ブラッキー、カビゴンといった相手を削るパターンが欲しかったため「ばかぢから」
「みがわり」持ちに対する起点回避やミミッキュに対して皮剥ぎ+「ステルスロック」撒きをこなすことができる「がんせきふうじ」
H-B
- 「いのちのたま」A142ミミッキュの「じゃれつく」+「かげうち」確定耐え
A
- 削りを少しでも入れるために余りを振り切り
S
- 最速 パルシェンを意識
※ドラパルトの画像がないため、ギラティナオリジンフォルムで代用
ドラパルト@アッキのみ
195-140-127-*-95-179
クリアボディ
ドラゴンアロー おにび りゅうのまい バトンタッチ
「てっぺき」持ちアーマーガアへの切り返し、ドリュウズをエースとして通すためのポケモンとして採用した。
後出しから「おにび」を入れて、B↑1状態で「バトンタッチ」することで、急所に当たらないという条件で「てっぺき」+「ボディプレス」をアーマーガアで受けることができるようになる。
「りゅうのまい」でASも上げて繋げられるため、再展開後もアーマーガアの強さが損なわれない。
バンギラスをアタッカーアーマーガアで起点にしに来た場合は即引きして、「りゅうのまい」→「ダイジェット」→「アッキのみ」発動→「バトンタッチ」で繋いで相手のアーマーガアより最終的に早いアーマーガアを場に出すことができる。
ドリュウズのASを上げたときの強さは説明するまでもない。
ドラパルト自身、物理との撃ちあいが非常に強いため、相手のダイマックスにドラパルトのダイマックスを合わせることもあった。
持ち物は展開先へのダメージを少しでも抑えるために「アッキのみ」を持たせた。
技構成は採用理由から「りゅうのまい」と「バトンタッチ」
「てっぺき」+「ボディプレス」アーマーガアの火力を落とす目的と「りゅうのまい」を多く積む環境を作るための「おにび」
ドラパルト自身が撃ちあいに参加できるように「ドラゴンアロー」
H-B
- 多く降ることで起点にできる確率を上げるために振り切り
S
- 最速アイアント+2
ミミッキュ@メンタルハーブ
152-143-116-*-126-123
じゃれつく かげうち のろい トリックルーム
インテレオン、ガマゲロゲ、トゲキッス、ギャラドスといった先にダイマックスしてきそうな展開に対しての切り返し役として採用した。
バンギラスを起点に先制ダイマックスされるとアーマーガアが展開できなくなるため、「トリックルーム」+「のろい」でダイマックスをいなしつつ、アーマーガアを出して「ダイジェット」することで、「トリックルーム」が終わるころにSの上がったアーマーガアを場に残すことができる。
ドラパルトがドリュウズに「がんせきふうじ」を連打して起点を回避してきた場合に、ミミッキュを展開することでで皮を残しながらAを数段階上昇させたミミッキュを展開するパターンも存在する。
持ち物はアーマーガアの「ちょうはつ」を無視して展開を阻止するために「メンタルハーブ」を持たせた。
アーマーガアの最速ミラーで同速負けしてしまった場合に、一度は仕切り直すことができるようになる。
技構成は採用理由から「トリックルーム」と「のろい」
バンギラスが起点にしづらい格闘タイプを処理するための「じゃれつく」
ミミッキュ自身に最低限の突破力を持たせるために「かげうち」
H-B
H-D
S
- 準速パルシェン+1 「ちょうはつ」を持たせていた時代の名残のため、配分は改良の余地あり
ドリュウズ@いのちのたま
185-187-81-*-85-154
かたやぶり
じしん アイアンヘッド シャドークロー つるぎのまい
アーマーガアが突破できないロトム系統や電気タイプ、ジュラルドンがいた場合に出す裏のエースとして採用した。
ロトムを突破するために特性を「かたやぶり」にする必要があるが、Sを上げることのできないドリュウズの突破力は低いので、ドラパルトと合わせてSを上げることで解決した。
「つるぎのまい」+「ダイホロウ」連打は後出しのHB特化アーマーガアでも受からないため、受け回しに対しても選出することができる。
ただし、「バトンタッチ」の成功率がかなり怪しいため、できる限りドラパルト+ドリュウズの展開は避けるようにしていた。
実際の対戦ではアーマーガアとサザンドラでサイクルを回してロトムを疲弊させるパターンが非常に多く、選出率自体は少なくなってしまったが、受け回しへの回答が欲しいため変えることができなかった。
持ち物は性格補正と合わせて相手の受け回しを崩し切るために「いのちのたま」を持たせた。
技構成はロトム、電気タイプ、ジュラルドンに撃てる「じしん」
ミミッキュやトゲキッスへの打点として「アイアンヘッド」
アーマーガアへの崩しやドラパルトへの打点として「シャドークロー」
受け回しへの崩し性能を確保するための「つるぎのまい」
S
- ↑1で最速ドラパルトを抜くために最速
サザンドラ@こだわりスカーフ
167-*-111-177-110-165
りゅうせいぐん あくのはどう だいもんじ ラスターカノン
ロトム、ジュラルドンに対してアーマーガアを選出する選択肢を用意するために、最低限のサイクルを回すことができるポケモンとして採用した。
一番最後に採用したポケモンだったものの、アーマーガアのダイマックスするタイミングを柔軟に変えることができたり、サザンドラ自身をダイマックスさせる選択肢を用意できたりとかなり便利だった。
持ち物はスカーフヒヒダルマの処理ルート、ドラパルトを上から縛る役割が欲しかったために「こだわりスカーフ」を持たせた。
技構成はドラパルト、サザンドラを処理するための「りゅうせいぐん」
並びに一貫しやすい「あくのはどう」
ヒヒダルマ、アーマーガア、ナットレイ、ドリュウズへの打点として「だいもんじ」
フェアリーの処理ルートになる「ラスターカノン」
S
選出
バンギラス + アーマーガア @1 を基本選出にしている。
8割以上は基本選出を通していた。
バンギラス + アーマーガア + サザンドラ
ロトム、ジュラルドンがいてもアーマーガアを出したいときに選出していた。
ロトムはステルスロックを撒いてから、アーマーガアとサザンドラのサイクルで状況を見ながらどちらをダイマックスして通すか考える。
ジュラルドンはアーマーガアでは勝てないので、サザンドラをダイマックスして通す。
バンギラス + アーマーガア + ドラパルト
ロトム、ジュラルドンがおらず、露骨な展開が見えない場合に選出した。
アーマーガアで2枚目から起点にできると感じたら、ドラパルトが腐ることを恐れずに展開することを心掛けていた。
バンギラス + アーマーガア + ミミッキュ
壁構築のように露骨に展開を狙ってくる構築に対して選出した。
ミミッキュで切り返してからアーマーガアを展開するように意識していた。
バンギラス + ドラパルト + ドリュウズ
ドリュウズで崩せると考えたときに選出していた。
終盤に数を増やしていたタイプ・ヌル + アイアント系統の構築に対しては、アイアントを起点にしてドラパルトで2回積んでドリュウズに繋ぐことでイージーウィンすることができた。
ドラパルト + ミミッキュ + ドリュウズ
ガマゲロゲ、カジリガメのようなポケモンがいた場合に選出する予定だった。
「バトンタッチ」からのドリュウズ、「トリックルーム」からのドリュウズの2回展開を目指す。
ドリュウズ + ドラパルト + アーマーガア
受け回しに対して選出する予定だったが、終盤にめっきり姿が見えなくなってしまった。
フェアリー + アーマーガア + ヌオーを呼ぶため、ドラパルトから展開するか、相手の交代際にドリュウズの「つるぎのまい」を積んでアーマーガアを崩すプランを取る予定だった。
所感
シーズン1は環境の周りが非常に早かったため、環境に応じて技構成に微調整を入れるようにしていた。
例えば、バンギラスは元々「でんじは」を持っていたが、終盤には当たり前のように「とんぼがえり」を選択されて裏の地面タイプが出てくる展開が多発したため、思い切って「でんじは」を切って「がんせきふうじ」と「ちょうはつ」で上手くアーマーガアに繋げるようにしていた。
サザンドラは調整の過程で入ってきたポケモンだったが、アーマーガアとの相性が非常によく最終日に様々な対戦で勝ちに貢献してくれた。
構築の欠陥としてはギルガルド、エルフーンが非常に重くなってしまった。
展開構築に対してもバンギラスとアーマーガアの「ちょうはつ」で起点を作られない動きができていたため、ミミッキュの枠でそれらを克服した方が構築の完成度は高くなると思う。
ドラパルトとドリュウズの型は初見殺しで勝つために採用したもので、汎用性を求めるならドラパルトを「すりぬけ」の特殊型、ドリュウズを「すなかき」にして、ミミッキュの枠を崩しのできるポケモンに変えるべきかもしれない。
終盤は最速アーマーガア同士の「ちょうはつ」展開が発生することを懸念していたが、一度しかその展開になることはなかった。単にマッチング運が良かったのかもしれない。
12月の終盤にアタッカーアーマーガアの解説動画が何個も上がって正直ヒヤヒヤしていたがなんとかなってしまった。
構築記事中にアーマーガアが54回も出てくる程度にはこいつを中心に回っているシーズンだったと感じた。
Special Thanks
構築相談に付き合ってくれたよし君
アタッカーアーマーガアの可能性にいち早く気付いて案をくれたロールさん
ドラパルトの原案をくれたゴルトさん
同じベースの構築を使ってくれたぶえっさん、かみんちゅ君