【剣盾シングルシーズン5】誤魔化し展開カバドリ【最終44位】
ポケモン剣盾シーズン5で使用して、最終44位を獲ることができた。
シーズン終盤まで勝つことができずに上位を諦めかけていたが、最後に強い動きに気づき順位を伸ばすことができた。
サブロムは3桁に持っていくこともできなかったため1ロムで潜っていた。
くろもちぃ 最終44位
カバルドン 215-132-187-*-92-68
ドリュウズ 185-205-95-*-85-126
ドラパルト 193-140-127-120-85-181
カビゴン 263-130-128-*-130-54
トゲキッス 161-*-115-172-135-145
ロトム水 157-*-128-165-128-113
コンセプト
ロトム水と物理受けの補完で相手のダイマックスを枯らして、こちらのダイマックスを通す。
構築経緯
前期使用していた「とつげきチョッキ」持ち+「たべのこし」持ちドラパルトを選出したときに動かしやすかったため、より補完が取れていると感じている「とつげきチョッキ」持ちロトム水とドラパルトを合わせるところから組み始めた。
2枚の受け回しからエースアタッカーを出したかったことや、水ロトムが撃ちあいたい相手を呼び込みたかったことを理由に、前期結果を残したヴァーパッドさんの構築を参考にカバルドンとドリュウズを使ったところ、感触が良かったためそのまま採用した。
ここまででドラゴン技の一貫が切れておらず、サザンドラやドラパルトへの立ち回りが窮屈だと感じたこと、カビゴン以外の「あくび」持ちが辛かったため切り返し要員として「ラムのみ」持ちトゲキッスを採用した。
最後にギャラドス入りにはドラパルトにダイマックスを切って戦うことや、ヒヒダルマの一貫を上手く切りたいことを考えて、ダイマックスを切らなくても強くドラパルトと合わせることでヒヒダルマの行動を制限できる「あついしぼう」カビゴンを採用した。
個別解説
ロトム水@とつげきチョッキ
157-*-128-165-128-113
ハイドロポンプ 10まんボルト ボルトチェンジ あくのはどう
構築の組み始め。 HBドラパルトやカバルドンとの補完が優秀で、ヒヒダルマ、ホルードといった受け辛い高火力物理に対して低リスクなサイクルを展開することができる。
また、流行りの「たべのこし」持ちカビゴンもロトム水への打点がないことが多いため、物理受けとロトム水でサイクルするだけで「あくび」連打を低リスクに凌ぐことができる。
カバルドンが呼び込むラプラス、アシレーヌ、水ロトム、インテレオン、特殊ドラパルト等と撃ちあえるため先発に出しやすい。
「ほうでん」を採用している場合が多いものの、「とつげきチョッキ」持ちのラプラスやアシレーヌを2発でまとめられる可能性が出てくるため、「10まんボルト」で採用している。
準速ラプラスやギルガルドを抜けるSラインにしたものの、同じ調整を施しているロトム水が多かったため、Sラインをもう少し伸ばすべきだったかもしれない。
ドラパルト@たべのこし
193-140-127-120-86-181
すりぬけ
ドラゴンアロー たたりめ おにび みがわり
前期から引き続き採用した。
物理受けその1。
ギャラドス、ヒヒダルマ、カジリガメ、ウオノラゴン、ガマゲロゲ、ロトム草、リザードン辺りがいた場合は出していた。
「たべのこし」持ちカビゴンを起点に崩しを遂行できる性能が魅力だと思う。
ギャラドスはドラパルトにダイマックスを切ることで、A上昇後の死に出しでもだいたい勝つことができた。
カバルドン@オボンのみ
215-132-187-*-92-68
じしん ステルスロック あくび ふきとばし
ロトム水が撃ちあいたい相手を初手に引き出したいため採用した。
原案通りHB特化な物理受けその2。
特化することで「ノーマルジュエル」持ちダイマックスホルードの「ギガインパクト」を中乱数で2耐えたり、物理攻撃を何回も耐えるようになったため、相手の計算を狂わせていたと思う。
ドリュウズ@じゃくてんほけん
185-205-95-*-85-126
すなかき
じしん アイアンヘッド ロックブラスト つるぎのまい
エースその1。 ロトム水+カバルドン選出の障壁がない且つ、アーマーガアやサニーゴといったドリュウズを出したくないポケモンがいないときに選出した。
カバルドンが出せなくてもピン選出することもあるが、S補正のないドリュウズをサポートなしで使うのが難しいので頻度は低かった。
準速ホルードを抜いたり、最速アーマーガアの上を取れたりと明らかに有用な場面が多いため、Sラインは131まで上げるべきだったと思う。
トゲキッス@ラムのみ
161-*-115-172-135-145
てんのめぐみ
エアスラッシュ マジカルシャイン だいもんじ わるだくみ
エースその2。
サザンドラ、アーマーガア、サニーゴ等が見えたとき、カビゴン以外の「あくび」持ちがいるときや通りがいいときに選出した。
ダイマックスを先に切らせてしまえばトゲキッスが止まることは少ないためコンセプトにも合っていたと思う。
Cに補正のないトゲキッスの「かえんほうしゃ」は指数が足りないと思っているため、「だいもんじ」を採用している。
カビゴン@カゴのみ
263-130-128-*-130-54
あついしぼう
のしかかり ヒートスタンプ のろい ねむる
キョダイマックス個体
エースその3。
ドラパルトにダイマックスを切る場合、トゲキッスとドリュウズがダイマックスを切らないと弱く、カバルドンが適当に出して強い枠ではないのでダイマックスなしで強い必要があり、対ヒヒダルマ入りへの詰め筋にもなるポケモンとして採用した。
ヒヒダルマへの耐性をつけるために特性を「あついしぼう」にして、単体でも強い型にしたかったので「のろい」を持たせ、「くいしんぼう」ではないため「ねむる」+「カゴのみ」にしている。
ヒヒダルマ入りでナットレイと組み合わされると突破が難しくなるため「ヒートスタンプ」を採用している。
配分は「DDラリアット」を採用していた時代の名残で、今回はミラーを意識する必要性が薄いためSは振らなくてもいいと思う。
選出
ロトム水 + カバルドン + ドリュウズ
主に採用率上位で固められた構築に出していた。
ロトム水 + カバルドン + トゲキッス
主にピクシー入りやアーマーガア入りに出すことが多かった。
ロトム水 + ドラパルト + トゲキッスorドリュウズ
ロトム水 + カバルドンが出し辛いがトゲキッスやドリュウズが通る場合に出していた。
ロトム水 + ドラパルト + カビゴン
ギャラドス、カジリガメといったドラパルトにダイマックスを切る場合、対ヒヒダルマ入りに選出することが多かった。
ドラパルト + カビゴン + トゲキッス
ロトム水の刺さりが悪く、ヒヒダルマやギャラドスといったポケモンが入っている場合に出すことが多かった。
総評
最終日まで上手く勝つことができず諦めかけていたが、ロトム水と物理受けの補完に気付いてここまで順位を上げることができた。
「のろい」カビゴンが相変わらず辛いが「たべのこし」持ちカビゴンには強く立ち回れて且つ、こちらの数が多かったためどうにかなっていた。
切断バグは最終日こそ喰らわなかったものの、前日までに4回は被害に遭っていた。
この状況を改善できないようであれば、個人大会への参加をメインにするスタイルに移行するしかないように思う。